猫のフェイへの追悼文
16年飼っていた猫のフェイが昨日死んだ。体の真ん中に20センチ四方の四角い穴を切り取って捨てちゃったみたいな最悪な気分。悲しい。
今37の私が、地下鉄サリン事件が起きた年の春に上京して、成人して学生寮を出て妹と暮らし始めてすぐ、子供の頃飼わせてもらえなかった動物を、猫を飼おう!って、まだ黎明期だったインターネットの中を探して生まれたばかりの子猫をもらってきて飼い始めて、遊んで働いて恋人ができて、妹が結婚して一人暮しになって、働いて名古屋に行って結婚して戻ってきて子供ができたり生まれたり5歳になったりという今までの全部一緒だった。フェイは私の最高な20代の自由気儘な暮らしの、はじめから続きまでずっとずっと一緒だったその象徴だった。
もう今ごろは身体も快調で、部屋の中の陽のあたる場所でねじれた三枚肉のチャーシューみたいに昼寝して、私のことを、今日はどうして泣いてばかりいるんだろうってちらっと思っているはず。
そう確信できてはいるんだけれど、フェイの体じゅうの手ざわりと手の握り心地、間近で見るまるいみどりの目の色を知っている私が、もうあれを見たり触ったりできないということが悲しくて、このことを考えると心だけではなく頭の中も、脳をごみ箱に落として無くしてしまったみたいに何もわからなくなってしまう。
もやしとほうれん草のマヨネーズ和えの「何料理でもない感」がすごい
今日、自分で作ってて思ったんだけど、給食なんかでお馴染みの「もやしとほうれん草のマヨネーズ和え」って、なに料理でもない感がすごくない?
まず、もやしとほうれん草の組み合わせが中華でもなければ和風でもないどっちつかずなイメージだし、それにさらに、それらしい調味料の起源は欧米だろうけど戦後の日本で独自の味が確立したマヨネーズという飛び道具を加えることで、どこの料理でもない感が決定的に深みに嵌った感じ。
あえていうなら「日本の給食料理」なのかなぁ。どの国風、という観念をいれずに、素材と栄養とカロリーと予算という要素を組み合わせてできた、料理とかメニューとかいうより、献立っていう感じ。
それが悪いとかじゃなくて、一般人でも料理人でも普通は「使う食材、どこ(の伝統料理)風、それに対してどうアレンジするか」という流れでレシピを生み出していくと思うのね。その2番めのところでどの国風かをかなり左右する「調味料」がマヨネーズだった時点で、すごく「どの国風」っていう要素を感じない一皿に仕上がってしまった。
安くて栄養のある物同士を組み合わせて、何にかけてもおいしいあれで味付けしたら、何かおいしい食べ物ができた! 栄養もあるし、安上がりだし、万人受けするし、こりゃいけるわ! って給食の栄養士さんかある日生み出した後も脈々と献立に取り上げられ続けてきたのかな。
って、この私の勝手な想像が当たっているかは謎なので真相はどうなのか興味もあるし、他にもこういう、なにでもない風の料理って何かないかな? 結構ないよ? みなさんも、何か思いついたらぜひコメントで教えてください!
そして、この献立、この絶妙などこでもない感を残していくために守っていただきたい点として、もやし・ほうれん草・マヨ以外は使わないで作って下さい。かつお節やゴマや醤油かけたら和風になっちゃうし、にんじんの千切りなんて入れたものなら韓国風に傾いていってしまうし、もやしだけにしたらやっぱり中華とか韓国風っぽくなるし、とにかく、この3種類のみにしないと、どこでもないっぽくないので。唯一、特売品の薄切りロースハムなら、どこでもない感をそれほど損なわないので許しますが、入れ過ぎるとやっぱり中華風に近づいていってしまうので、ほんのちょっぴりにしてください。
地方ごはん、外国のレシピ本3冊
旅して見つけて、我が家の定番になった 地方ごはん (講談社のお料理BOOK)
- 作者: 渡辺あきこ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/08/06
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旅する料理教室 世界の料理上手から教わるとっておきレシピ (エンターブレインムック)
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
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- 作者: 宮内好江
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図書館で見つけた「地方ご飯」の本。私はもう本当に、国内や外国の、その地方独自の食べ物や食文化、料理を知るのがすごく好きで、この本は良いと即決借りしてきました。
家に置いとかなくちゃ! と古本ではいくらで買えるのかとアマゾンで検索していたら、他にも似たジャンルの外国料理の本、サラダの本があって、どれもすごーく欲しい!
料理と言えば、デジタル放送の無料チャンネル「DLife」で金曜日の18時半からやっている「ナイジェルのシンプルレシピ」はすごーく良い番組だから絶対見てみて! ナイジェルっていうおじさんが一週間分の家庭料理を見せてくれるんだけど、おしゃれで肩が凝らなくて、食材選びから食べるところまで全部楽しんでできるような料理でうらやましくなるくらい。そしてキッチンの片隅に置いてある、よくある小鉢の形ではなく、大きなお皿の形をした乳鉢がめちゃくちゃかっこいい。
女子攻兵 01
同時代に生きているからこそこうして体験できた……と実感してしまうような新しいものに出会ったら 「うっわッ…未来来てる!私未来にいるわ……!」 と思うことにしているんだけど、今日はこの漫画にそう思った。すっご!「女子攻兵」。
ともかく、表紙を見て思い浮かぶ程度の話では全然ないのが凄い。作者がこうして描かなければ誰も思いもしないような場所。web上で一話が見られるのでぜひ見てみてください!
スーパームーン
昨夜割と遅い時間、寝ようと寝室に入っていたときに窓の外から天頂に近い方に向かって見えた丸い光は、隣室の電灯が窓に反射したのではなく空の月だった。一分前に自分で消してこっちに来たのに何度も隣室の天井を振り返っては仰ぎ見る窓ガラスとくらべて確認してしまうほど、本当に天井の電灯のような黄色ぽく丸い大きい月だった。
お札を折らないで入れられるがまぐち財布の作り方
新しい財布が欲しくて検索していたら可愛いのを見つけた。黒でシルバーのドットが可愛い。ヴィアドアンっていうブランドのもの。可愛くてすっごく惹かれるんだけど、今回はお札を折らずに入れられる財布が欲しかったので、もう少し大きめでこんな雰囲気の黒のレザーのがま口財布が自分で作れたらなぁって材料を検索してみた。
がま口の口金は、一万円札の幅が16cmだから折らずに入れるなら幅18cmは必要かな。全体の形は丸っこいフォルムではなく四角っぽくてわりと薄めのを作りたい。小銭入れ部分は二つに区切って「1・5・50円」と「10・100・500円」を分けたい。小銭ってこの分け方で分けとくと出しやすくて便利なんだよ。カード入れは、大まかにはスーパーのカードやポイントカード・図書館カードや会員カード・免許証・クレジットカードと分けられるように。
皮の安いお店を見つけた。A4サイズで1470円。色も沢山選べる。水玉模様みたいなのつけたいなぁと思って調べたら、レザーに刻印をするのは、レザーの表面を水で濡らして、湿ったレザーに刻印を押しつけてハンマーでトントントンって叩いて跡をつけるというやり方みたい。色を塗るにはアクリル絵の具がいいみたい。
外側は黒のレザーにシルバーの模様、内側は明るい色にしようかな。
あぁ。下が丸っぽいいかにもがま口って形か、長財布って感じの長四角にするかで迷う〜。
春の大掃除
2月に予定外の出勤が多く残業代が入ることを当て込んだテルちゃんが「春の大掃除と模様替えをしよう」と言うので乗っかって、この1週間くらい大掃除をしていた。
古着とか、捨ててなかった古布団とか、電化製品の箱とか、CDやがらくた。先週も今日もゴミを10袋くらい出した。こんなにゴミだったのに、どうして全ておとなしく押入れや衣装ケースに収まっていたんだろう。不思議。
本と猫の部屋にしていた6畳の部屋も、テルちゃんが半分を衣裳部屋にしたいというので、ゴミを出して掃除してから本棚を移動させて部屋を真ん中から区切って、窓際の半分を猫の部屋・半分を押入れと洋服の部屋にしてみた。
押入れのふすまの一枚、猫にバリバリにされちゃったから見えないようにして使ってなかったので、思い切ってふすま紙を全てはがしてみた。表の紙だけじゃなくてその下のボール紙も全部。
ここ数年気付きはじめたんだけど「ふすまの中って、障子になってる」って知ってた!? 厚紙まで全てはがすと障子のような格子戸になる。これに透明なPPシート的な何かを貼って、ひっかいても破れない透明な障子にして、本棚で区切った部屋の猫部屋の入り口にしようかなとか思って。
金曜日はテルちゃんが、休日出勤の振り替え休日で休みだったので家族3人でイケアに行った。パソコン用のコーナーデスクを買った。両脇に棚が付いていて、ディスプレイを置く部分の上も棚板になっているのでそこに神棚も置けるし。照明も新しいの買ったし、なぜか今週壊れてしまった壁掛け時計も買ったし、ついでに、私だけのときは買わないような値段の、可愛い布団&枕カバーセットも買っちゃった。スパイス瓶とかも。色々明日届くので楽しみ。
あと、押入れの天井に奥から手前方向につけてた服を掛けるための棒、それにS字フックと細い棒を付け足して、引き出せる押入れハンガーにした。大成功だった!