幸せ

 意を決して、電気敷毛布を買った。いつもこの時期寒くて眠れない。寒い帰り道で冷たい布団の中を想像して、寒いのはいやだよう、もうあんな寒いおうちはいやだよう。帰りたくないよう、ひとりはいやだようと泣いちゃうくらいだ。私は体温が低いから眠っている間に布団の中を保温しきれず室温につれ体温が下がってしまい風邪菌の温床になり風邪をひいちゃうのかもしれないと思ったから。変温動物に近い。電気敷毛布は温かかった!ますます変温動物にならないように温度は弱にしてるけど温かい。寒い時間に自分では無理な発熱をがんばらなくてもいいという安心感、安らぎがある。朝布団を出る前に温度を上げて暖まっておくと着替え、お弁当、シャワー、トイレ、化粧にドライヤーとてきぱき作戦行動が行える。