泣いちゃった

 泣いてしまうのは夜ではなく朝。良い天気の朝。カーテンを開け、窓を開け、明るい今日が百パーセント目の前に開けているのに私は今日も百パーセントここに閉じこもっていなくてはいけない。やはり「未来」が「無い」ってあらかじめわかってしまうのはつらいものだ。それがはっきりしてしまうのが朝だから、絶望して泣きたくなるのだ。
 冷蔵庫のジュースとお菓子がなくなったらどうしよう。トイレの消臭元がなくなったらどうしよう。金曜日まで入院していないといけないから、少なくても木曜日丸一日は居ないといけない。こんなのもういや。それなのにお医者さん、金曜日には帰れないかもしれないなんていうし……シャンプーできるか聞いてみようって思ってたのに隔離中はシャワーにも行けないって。うわーんちくしょー。