こんど親戚たちが名古屋に来るので手土産にする為の「大須ういろ」を物色するために大須に寄った。実はpnoがういろう界で一番素敵だって信じてるのは「虎屋ういろ」(高級羊羹のとらやとは全く違う店なので注意)なのだけど、虎屋のういろうはカウンターの中に直で陳列されてるすんごい切り売りで、オミヤゲ用にパッキンされてるものが無い。虎屋のういろうはきっと永久に日本中には普及しないことだろう……。虎屋は伊勢のお店。赤福も伊勢のお店。伊勢のもんはどれもこれも、日持ちさすってことを知らねぇ。一両日中にお召し上がりくださいなの。どうなってるんだ、あの土地は。ってそれはいいんだけど大須の古着屋に寄った。一時間くらい悩み抜いたのに欲しい服が見つからなかった。どうやら「どんな服もいいと思えない病」におかされたみたい。去年あたりまでは「どんな本もいいと思えない病」だった。それは治った。最近はどんな本もいいと思える。私は物を買うときにはどんなくだらないものでも食べ物でも論理的な決め方をまずしなくて、そのときの自分の心に聞いて本当に欲しいと思うものしか買わないことにしてるから、欲しいと思えるものが無いってことは服を買えないことになる。本のときは本を買えなかった。本を買えないくらいならいい。服が買えないと困るの。新しい洋服着たいもん。冬も来たのに、寒い。