弐瓶勉「シドニアの騎士・BIOMEGA・ブラム学園」

シドニアの騎士 2 (アフタヌーンKC)
 攻殻機動隊のアニメ映画第一作(「Ghost in the shell」)と同じくらい世界中に衝撃と影響を与える映画が再来するとしたら、弐瓶様の作品が、愛と才能を持った監督によって凄くいい感じに映画化されたときなんじゃないかと予言したくなってしまう。
 遅ればせながら単行本で読んだ「シドニアの騎士」がpno内で超ブーム。クールにスルーすべきなのか3分くらい爆笑するべきなのかって部分がホントちらほらあって、その度に3分間爆笑するという方を選ばせてもらっている。他にも、つげ義春の旅漫画を思い出させる「つぶやき旅」感とか、間違ってNHKエレメントハンター」の次の枠から放映されちゃいそうなさわやか感とかもいい。
 この、説明も言い訳も全く一切なしで笑わせてくる感じは一体何なの? シドニアが面白かったので弐瓶様コンプリートしようと買った「バイオメガ」読んだときも、「ここは「ギャグマンガ日和」か!?」と自分の居場所を見失いかけるコマがあった。弐瓶様すごい。恐ろしい。
 あと、それらとは関係なく「ブラム学園! アンドソーオン」も面白いです。オールカラーなので和むし、ハードSF好きにも美少女好きにもおすすめです。
BIOMEGA 1 (ヤングジャンプコミックス)ブラム学園! アンドソーオン 弐瓶勉作品集 (アフタヌーンKC)