特上

 きょうは、8月3日から8月を丸々かけて通った自動車の普通免許の試験日だった。名古屋の運転免許試験場はバスで一本でいける近場にあって、普通に出勤するような時間に家を出て、試験を受けて、合格して免許を交付してもらって帰ってきた。発表のときはドキドキして死ぬかと思った。嬉しくって泣いちゃうとこだった。教習所では自動車社会ってものにすんなり溶け込めずに合計五時間も教習時間をオーバーしちゃって、もう駄目だと絶望して帰ってきて泣いたりしていたのだが、自動車学校は昨日卒業して今日はもう免許をもらって帰ってきた。開始し成長し達成するっていうプロセスをすごい勢いで駆け抜けた。夏の太陽と水と肥料で毎日3割増しでつるが延び花が咲き実が実る、ベランダのゴーヤーみたいだった。
 おまけに免許証の写真、最近はカメラが違うのかうまいこと粗が抜けていて、いつも最悪の私の写真写りが最高だった。なんか美白のプリクラで撮ったみたいな「想像上の自分の顔」なの。証明写真って、どんなに頑張っても本当の自分の顔が写るってもんだと思っていたのに、とっても嬉しい上に、とっても得した気分。