一週間

 仕事はたくさんあって大変だ。毎日つい遅くなってしまうのだが、急ぎの作業を停滞させることがなければ定時に帰ってしまっても問題ないみたいなので早く慣れて、早く帰れるようになりたい。ちゃんと夕食を作らないと、「週の平均家事労働時間4分(内訳:1Lジュースの紙パックを7個分だけ切り開いて飽きた)」のペットのにゃが栄養失調で死んでしまう〜って嫌な責任を感じてしまう。お昼は、みんな時間をずらして一人ずつとるので、ホヤごはんとか玄米ごはんとか変なおべんとを持っていっても誰にも見られないという利点がある。私はやっぱり自分の作った料理でいろいろとほっとする人間だから、早く少し余裕ができて、おべんとをもって行けるようにしたいとあこがれている。
 新しい職場では毎日自転車で裁判所へでかける。かなりの距離がある。東京で言ったら新宿から四谷あたりまで行く雰囲気だ。裁判所の他にも銀行や郵便局にも。毎日運動するから、これからはデザートやごはんを食べ過ぎても太らないんじゃないだろうかと目論んでいる。
 事務作業って、作業自体は簡単ではあるけど何を使ってどう行いその結果をどう処理するという細かい部分が職場によってまったく違うから、何をするかわかっている作業をするのにも、一挙手一投足すべてを教えてもらわないと行えない。自分で判断ができないから能率が悪い。またそれとは別に、仕事をする上で覚えていかなければならないもの、たとえば今進行しているすべての依頼者と相手方のこととか、どんな事件で今どの段階であるかとか、そういうのも只暗記するとなると大変で、興味が無かったら、前の職場でのように「覚える気も無いが覚えられていないこともかなりの苦痛になってくる」というひどく辛い状況に陥るのだが、今回は覚えるつもりはあるからそこのところは気が楽だ。